RP-JAPANパレードだ・だ・だ！

本日、定刻どうり“遅れて・・・”(フィリピンだから！？)日系人会のパレードは出発しました。朝の車が少ない時をねらったのですが、それでも渋滞。フィリピンの人達は往々にしてルーズな所も持っているのですが、その反面というかおかげでと言うか、パレードのおかげで渋滞しているのが分かっていても、怒るどころか楽しんでくれます。しかし往復約３キロ程の道のりでしたが“暑い・アツイ・あじぃー！！”

去年からダバオに移り住んでいる石山さん(僕はネエサンと呼んでいる)とメルスだけでも約４０人の浴衣の着付けをしたそうです。たぶん全体で１２０程の浴衣、そしてお祭りハッピはお神輿クルーも入れて６０人程。あとのは３００人程はフィリピンの伝統的衣装や“フィリピヤーナ”と呼ばれるスペイン時代の現地の人達の衣装。旗持ち、ストリーマー、鼓笛隊、バトントワラー等々続き、お神輿はしんがりを勤めました。この角を曲がるともうすぐ日系人か医学校。パレードはそのまま小学校の校庭でのRP-JAPAN祭り開会式に続きます。

校庭はすでにすずなりの人。

小学校低学年も開会式イベント参加。なぜかスーパーヒーローだらけ！

ドクソロジーと呼ばれる祈りの踊り。この後フィリピン国歌と君が代がステージ上の先生達のリードで歌われました。

日系人会学校の自慢でもあるドラム＆ビーグル。赤と白の衣装がキレイ。

和太鼓のビートに乗って“オッセ、オッセ”とお神輿が校庭に登場。

和太鼓が叩いているのは“お祭りばやし”のハネるビート。和太鼓のだす軽妙なリズムとお神輿衆のねばる重たさの“オッセ・オッセ”掛け声リズム合わせ、ウチワ太鼓の無機質的なクールさを加えてみました。

昨日の最終リハでもなかなか決まらなかった“キメ”も奇跡的に決まり、パフォーマンスはまずまず成功！みんな良くやった！エライ。

この後のパフォーマンスに加わっているお神輿メンバーもいて着替えに行った者もいるので全員ではないけれど、みんなで“お疲れ様”の記念写真・パチリ！

さて、明日は「盆踊り」だぴょ～ん！CU

いよいよ明日だ・ポン

日本で開催されている愛・地球博の「ゆめのちから」コンサートは大成功！音楽監督の久米さん、ペドロさん、ダバオ出身のアヤラさん、そして我が旧友ヨシオJ・マキさん、おめでとう！観に行けなくて残念でした。ところで“こちら”も始まります。いよいよ明日、写真にあるお神輿かつぎ、太鼓を打ち鳴らして熱帯・炎天下のおお通りをパレードします。ここ、ダバオは１００年以上前から日本人の移民がありフィリピンの人達とともに共存する社会が有りました。戦争が始まるまでは。明日からのRP-JAPANフェスティバルはフィリピンと日本の相互理解と友好を願う日系人会のお祭りです。私の大好きな叔父であり、２０年近くダバオの日系人を支援してきた内田達男の命を受けた事も有りますが、“自分ができる事”としてこのイベント、今年もナントカ成功させたい！明日は私もメルスもリネットも４時半起きでゲストハウスの仕事を済ませ、おのおの、着物の着付けや展示の準備などで日系人会に行きます。明日、８月３０日から９月２日までの４日間、みんなで頑張って行きたいとおもっちょります。

RP－JAPANフェスティバル

カダヤワンが終わった翌日、こんどはダバオ日系人会学校のお祭り　RP-JAPAN(フィリピンー日本祭り)のリハーサルが始まりました。僕はここで“お神輿・和太鼓”パフォーマンスの総監督とフィリピン日系人会展示ブースのスーパーバイズをします。僕の今の立場はここのゲストハウスの管理の他に僕の所属するダート内田デベロップメント・ファンデーションの３つの柱、スポーツ振興・音楽振興・教育振興のうち音楽と教育の実践なので現地の日系人会に協力して色んなことをやっているんです。そんな訳で自分自身の音楽はその合間合間でなかなか進みませんが、これはこれでまた、楽しいんです！ただし忙しいのは事実。ゲストハウスの仕事をこなし、午後から毎日学校です。

日系人会には、NGO法人ダート内田デベロップメント・ファンデーションのボス、内田達男、僕の叔父が日本から持ってきた神輿が有ります。今年で三年目、このお祭りのたんびに僕が指揮、指導してダバオの人達に“神輿・和太鼓”を観て貰ってます。

もちろん僕はこの方の専門家ではないのでこまることもありますが、まっ、いっか、ダバオ流でいきましゅー！てな感じでやってます。

ちょっと目をはなすとダラダラするんですが、キマルとなかなかカッコイイんですよ！

メルスも何かお手伝い・・と言う事で、浴衣の着付け講座のお手伝い。ダート内田の奨学生でゲストハウスのスタッフでもあるリネットが浴衣の着方を教わっています。

講座の途中でイネスと明日の講師のスケジュール確認。

リネットはこのピンクの浴衣がお気に入り！

こんな感じでみんなワサワサとやってます。RP-JAPANの本番は８月３０日。８時スタートのパレードに始まり４日間、９月２日までです。みなさん、おまちしてます～てか！

緊急速報・ナナイ・ポピング

今日、イネスの所に毎日新聞(８月１６日・関西版)が届いた。僕が“ナナイ・ポピング”(ポピング母さん)と呼んでいる、イネスの母さんが２７面にのっていた。フィリピンの日系２世の取材記事だ。カリナンに行くと必ずナナイのサリサリ(雑貨、萬や、はたまたコンビニ)に寄る。ナナイの顔を見て、タタイ(父さん)の顔を見て、一服、煙草に火をつけて・・・。ナナイはいつも「ご飯はたべた？食べていきなさい」「バナナたべなさい、コーラ飲みなさい」などと次から次へ僕の前に出して来る。英語はほんの少ししか解らないので話しはあまり通じないが、いつも優しい顔だ。そんなナナイが新聞に載った。あのジェネラル・サントス“日本兵”騒ぎの時、ワンサカ来た記者の中のお一人が取材してくれたそうだ。新聞を読みながらイネスは(たまに漢字の読みを間違えるけど、イネスは殆んどこの様な記事なら読める！)　「そうそう、記事の出だしに書いて有るとおり。取材を頼まれて、この記者さんをカリナンにお連れした前の夜、ママのところは床下浸水してたの！」と、笑っていた。

フローラル・パレードだよ～ん。

さてさて、ゆうべは８時頃からまたでかけたのだ。ウチからジープで２０分程のマグサイサイ・パークと言う所。入り口のあたりでいつもドリアンを売っているので“ドリアン・パーク”とも言うのだ。普段はただの公園だけど、カダヤワンの間、移動式遊園地がきている。ためしに皆でいってみた。

日本では絶対“うらぶれてる大賞”だがここではざわざわ、ぞろぞろ、きゃーきゃー・・・活気に溢れてるし皆楽しんでる。でもローラーコースターや何かは移動式という事もあるけれど、みるからにキケンが危ない。

イネス達からメグミを頼まれて連れてきたのだが、メルスと相談しながら安全そうな物だけ選んで乗せた。

メグミは“らんらん”こちらは“へくへく ”。

ヘクヘクのワシが、ヘクヘクのメルスを撮ったもんじゃけ～写真もヘクヘクじゃ。１２時前にやっとウチに帰り着いた。

さてさて、一夜明けましておめでとう。トントン、イネス夫妻と朝、教会に行き、そのあしでフローラル・パレードを見に行ったのだ。夕べのへくへくはどこへやら・・・・。

小者だがイガイガ、ドリアンのフロート。

セブ・パシフィク・エアーのフロート。この上に乗っている娘がフィリピンで有名な歌手のニーナと知った、ミーハー、イネスとメルスはお互いカメラをトントン、ワシに押し付け、ニーナと一緒に写せとさ・・・。

ほんで、コレがソレ。黄色い服がニーナ。白い服はただのオッチャン。下でニタニタしてるのはオバチャン達。

いかした衣装。バゴボ族のものと思われる。

これもバゴボの様だが、絶滅寸前、保護されてる“フィリピン・イーグル”の衣装。

踊りの後からフロートが来る。

SMシューマート・デパートのフロート。ゴーカ、ゴーカ！

いかしたジープで見物の一家なのだ。

ふつーに見物のワシら。

このフロートの娘もTVのアドバタイスメントに出ている娘らしいが“どの娘”だか、ワシにはサッパリわからん。

ワサワサしているうちに“ミス”のフロートは通りすぎ、間に合わなかったのだが・・・・・・・・

「おかまサン」達のフロートはバッチシ撮れた！何かチガウ気がするが、ヨカッタ、としよう！よかった、ヨカッタ。今日でカダヤワンも終わり・・・・。明日からまたいつもの日、ただの夏に戻るダバオでした。

始まったよ～ん・カダヤワン！

今日、明日がカダヤワンのメイン！ダバオで一番大きなこの祭りはもともと収穫祭という事もあってミンダナオ島に沢山ある部族の衣装を着て各部族の特徴的な踊りを競うパレードと、フィリピンの中でもフルーツと花が特に有名なミンダナオにちなんでのフローラル・フロート(花で飾った山車)を競い合うパレードがあるのだ。今日は踊りのパレードなのだ！

とりあえず、うちの奥さん。

そしてメグミ。

このグループはたぶんイリガンと言う部族(Tribe)

これはたぶんモスレム

空の青に衣装が映える、のだ！

これは・・ワカラナイ。

写真に喜ぶにいちゃん。

“ふかしバナナ売り”の少年も、木に登った子供もおばさんも観ている。

ウチの家族もかたまって観ている。

ところでコノ１枚。写りが良くないのだが今日のしめくくり。右側のイネスと並んだ娘と、メグミと並んだ娘は双子のTVスター。カダヤワンのプログラムの為にマニラから来たらしい。イネスが見つけてドドッと無理やり記念撮影。なんとか、カントカと言う名前らしいのだがワシにはわからんのだ。でもマアみんな喜んでるので“これでイイのだ！”

遥かなる祖国

昨日、ダバオ日系人会会長ジュセブン氏とカリナン、そしてその先のタムガンに行って来た。カリナンへの目的はカリナン日本フィリピン歴史資料館から展示品を借り出すことである。今、ダバオは「カダヤワン祭り」に向けて猫も杓子もおおわらわだが、僕の関係しているダバオ日系人会、日系人会学校、ミンダナオ国際大学も８月３０日から９月２日までの４日間、RP－Japann　Festival(フィリピンー日本祭り)と言う行事を控えている。これは学園祭の様な物で、僕がこの行事に関わるのはこれで３年目。今年はミンダナオ国際大学の教室を使ってダバオ日系人会の展示ブースを作り学校内だけではなく一般の人達にも日系人会の事、戦前から入植していた日本人とフィリピンの人達の関係など理解を深めて貰おうという企画。その為の展示品の選定がカリナンでの第一目的。この他にも僕は日系人会学校、ミンダナオ国際大学が毎年この祭りで披露する和太鼓とお神輿のパフォーマンスの監督をやっている関係上、カリナンに保管してあるそちらの方の道具のチェックもあったのだが・・・。

タムガンへの目的は戦没者のための納骨慰霊塔の視察。僕の奥さんの実家もタムガンだが、そこよりも３０キロ程山岳地帯に入ったあたりに戦時中、日本兵のキャンプがあり多くの戦没者が未だに草葉の陰に眠っている。もちろん戦争で亡くなったのは日本兵だけではなく現地のフィリピン人、アメリカ兵、沢山の人達の悲しい舞台となったのがこの場所だそうだ。沖縄のダバオ会(ダバオからの引揚者で構成される会)や日本フィリピンボランティア協会、ダバオフィリピン日系人会、そしてタムガン現地の人達の尽力でこの納骨慰霊碑が建てられた。僕はジュセブン日系人会会長のお供で残りの工事の進み具合、仕上げの確認等をチェックした。初めてこの碑をおとずれ、現地の人達によって山の中、谷の底から拾い集められた御遺骨に対面した後、眼下に広がる穏やかな山並みをみわたした時に感じた“せつない”さびしさは、おふくろが死んだ翌日、死亡届を提出するために役所に行く道すがら、やけに晴れ渡った空を眺めた時に感じたさびしさと同じだった。彼らにとっての日本は未だに「遥かなる祖国」なのだろうか。

ドニーの洗礼式

いつもの日曜日は朝７時から教会でミサに参加する。僕らが結婚式をあげたレデムトリス教会だ。でも昨日はブログで紹介した田舎、カリナンまで行って来た。イネス(僕のフィリピンでの妹)の弟、ドニーの赤ちゃんの洗礼式に立会人として参加するためだ。

ここの教会はちょっと有名で、復活祭のミサは夕方から　かがり火の中で始まる。それはとても幻想的で綺麗だ。

この日１０家族以上が一緒に洗礼式を挙げた。

これが今日の主役、ドニーと赤ちゃん、奥さんのネルメン。ブルーのTシャツの子は兄のジュンジュンの息子。右後ろにイネスの子、セイジとメルスが居る。

神父様に洗礼の儀式を受ける。

洗礼の立会人達にロウソクの火を回していく父親としてのドニー。

フィリピンでは“おきまり”の記念写真、ピクチャー・ピクチャー。(メルス撮影)

カリナンでの庶民の足はオートバイを改造した「トライシクル」。教会をでたとたん、すずなりのトライシクル。

これまた“おきまり”　洗礼式の後は家に戻って親戚一同でのお祝い食事会。

兄弟親戚の数もハンパじやないので庭にもパラソルつきのテーブル。だいたいイネスの方の家族は何か有ると５０人位は集まる！

お祝い食事会は奥さんのネルメンの実家で行われたが、ここはイネスのお母さんのサリサリ　(よろずや・コンビニの様なお店)の目の前。

これまたおおさわぎのケーキ。メルスがトッピングの“プーさん”を狙ってた。

こんな時のご馳走の代名詞、子豚の丸焼き“レッチョン・バボイ”。カリカリの皮はちょうど“北京ダック”の様らしい。確かに皮から無くなっていく。

うれしくて、うれしくて、しょうがないおじいちゃん。何は無くともメデタシ、メデタシ！

カダヤワン

もうすぐカダヤワンが始まるのだ。　カダヤワンはダバオで一番大きなお祭りなのだ。　収穫祭だけど、ミス・ダバオだとか、ゴミの収集車だとか、石鹸の会社だとか、わらわらとパレードに参加するのだ。

おなじみ、ヴィクトリア・モールにはもうカダヤワンのかざりが出来てるのだ。

マクドは予定表まで出しているのだ。

大通りもじわじわと旗なんか張り出してるのだ。

ところで今日はズボンの丈を直しに行ったのだ。

ズボンの丈直し、３０ペソ。約６０円、安くてイイのだ。

今日は「まゆはな日記」を読んだので、この書き方になってしまったが・・・これでイイのだ！

パスポートだ！ポン。

皆にないしょで“ハニィムウーン”してきました。場所は近場でセブ。ふたりとも、もちろん初めてなので期待ワクワクでセブ入りしたのですが、着いてそうそうのタクシーからぼられ初めて我らの最終兵器「メルスのビサヤ語まくしたてマシンガン攻撃」は炸裂しっぱなしでした。でもそれはそれ、お蔭様で楽しんできました。

セブ、マクタン島の先端に位置するホテルからの眺めは格別。水平線が丸い！

ハープがあったので覗いてみたギターショップ。でもみんな「お土産ギター」。いい物はそうとう気合を入れてさがさなきゃなさそうでした。でもご愛嬌！

ここはセブ本島のスペインコロニアル当時の砦跡。

今回の旅行のなかで一番よかった所、「サントニンニョ・教会」。歴史と、現代もつながっているセブ庶民の身近な祈りが入り混じって賑やかで静かで、活気があって厳か。とてもやさしいバイブレーションを感じました。

さて！話は変わりますが、やっとパスポートが届きました。まずは皆さんに報告まで・・・。

パスポート片手に、 にやけるメルス。

中身はこんな感じ。