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2005.12.14

唄を紡ぐ

いつも使ってる言葉なのにド忘れしてナカナカ出てこずナンカこう、のどボトケのあたりにまで出てきている気がしてゾワゾワしている感じ・・・老人性痴呆症の話ではなく(いや、まてよ。かる~く入ってるかもしれん・・!)唄を作り始めた時のいつもの“感じ”の話なのだ。

先週までこのゲストハウスの仕事が続いていて、なかなか唄作りの環境が作れなかった。今は気心のしれたトリさんと言うゲスト一人なのでクリスマスまでの期間がチャンス、と今週から真面目に「自分の本当の仕事」を始めた。ワシはカパシティが狭いので自分のほとんど全てのチャンネルを“やろう!”とする事に合わせないと集中出来ない。したがって“日々”のゴチャゴチャした事をかかえているとソチラの方が気になって集中モードにすら入れない。溢れる様に沢山の事をこなしながら創作を続けている人を見ると「す、すごいな~」と、尊敬してしまうのだ。

何はともあれ“始めた”のだが、まだ1曲も出来てナイ。「唄、つくるドッ!」とメルスに宣言したら、一行の詩しか書けてないのに「どう?モウ出来ました・・?」と1時間おき位に聞いてくる。仕方がないので「唄の天使はそう簡単には降りて来てはくれないんだヨ」と説明したら2時間半ごと位になったので「ヨカッタ~!」と思う。でも最初に言った“ゾワゾワ感”が着実に感じられるので“天使さん達”はこのベルサリオ・ハイツのゲートあたりまで来てるかもしれない。

気分転換にまゆはな日記やYoshoJournal、よしもとばななさんの日記など拾い読みしていたら、ふっ、と思ったのだが・・・・・ワシも昔から「人にはそれぞれソノ人をいかしてくれる場所があり、皆その場所を探して彷徨うもの」だと思ってる。このフィリピンがワシにとっての“その場所”かどうかはまだワカらんが日本に居た時より“気持ち”は彷徨って無いような気がする。そもそも、沢山の偶然が重なって暮らすことになったフィリピン。偶然とは有る意味で“奇跡”だと思う。いつでも、どこでも“小さな奇跡”は起こってる。ソレを“幸せ”にするか、しないか、はソノ人の感じ方しだいなのだろう。でも、でもワシにとって彷徨う事は大事な気がするのでメルスを連れてマダマダ彷徨うかもしれんが・・・・。

明日あたりから“気分転換”に「ダバメル日本滞在記」に取り組むとするか・・・。

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Comments

言ったでしょ。
「ダバメル日本滞在記」は
思いっきり、引っ張って、
次の来日ごろに終わらせることにして、
のんびりと、クリスマス前後、年末年始を
楽しんでね。
充分楽しんだら、きっと天使がきますよ。
あせることない。

Posted by: アニキ | 2005.12.14 07:07 PM

「唄の天使はそう簡単には降りて来てくれないんだよ」
前職、月刊誌を担当していた頃のことを思い出しました。文章の神様はもう永遠に降りて来ないんじゃないかと悶々と夜明けを迎えた時のあの絶望感……。でも、そうやってとことん追い詰められた時にだけ、奇跡のようになぜかふっと言葉が出てくるんですよね。ああ、助かった、セーフ。そうやって偶然とラッキーをつないで原稿を書いていたように思います。でも考えたら、偶然とラッキーを産むまで苦しんだ、あきらめなかったということだと、あの頃の自分がなつかしいです。
真剣勝負の人にだけ天使も神様も降りてくるのでしょう。

Posted by: アニキの妻 | 2005.12.14 11:02 PM

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