パーム・サンデー
今週の木曜日はもう“聖なる木曜日”。ワシらは厳かに復活祭を祝う。ビサヤ語で“シンバン・ガビ”という朝4時からのミサに行き、“聖なる金曜日”には、ここベルサリオ・ハイツでも夜明け前3時半から、「ロザリー・STATION OF THE CROSS」と言う行事がある。去年はワシもトントンと一緒に参加した。ジーザスがゴルゴダの丘で十字架にかけられるまでの物語を住民の有志が、カンデーラ(ロウソク)と聖書を持ちかわるがわる十字架を背負いながらベルサリオ・ハイツ13箇所に設けられたステーションをめぐり最後にハイツのチャペルに行きミサをやって家に帰る。
幼稚園から高校、そしてMKD、ミンダナオ国際大学までの卒業式を3日間、土曜日までかかって無事におえ、やっと一息のワシら、、お父さんと、イネス達と一緒にひさびさにアテネオ大学の構内にあるチャペルの朝のミサに行く。
この大学はフィリピンでは有名でイイ学校、授業料も高いが・・・。マニラが本家でここは「アテネオ・デ・ダバオ」と言われてる。
チャペルは小さいが静かでとても心地よい。
きょうは“パーム・サンデー”。ここではイースターの始まりの日曜日。みんな教会にパーム・椰子のハッパを貰いに来る。聖なる水で清められた椰子のハッパで十字架を作り一年間の家内安全を祈願する。ところが・・・・お父さんもいたり、忙しかったりで今年は聖なる椰子のハッパをもらいそこねた、イネス達とワシら・・・イネスに「パレンケ(市場)に行って、買ってこよう!」と言ったら、「清められてないの買ってきてドーすんの!」と怒られた・・・!ところが、ワシらの友人(もともとはイネスの幼馴染)のロジャーがダバ・メル、イネ・トンのためにパーム・クロスを持ってきてくれた。
右の茶色くなったのがすでに一年間ワシらを守ってくれたお守りクロス。で、これをどーするかっつーと・・・こっちの人達はナ~ンのためらいもなくポイとゴミ箱に捨てる。ものすごく信心深いくせに、ものすごくオキラク。このへんが深~く、南の島なのダ。
Comments
お疲れ様でした。
銀の字も今朝パームサンデーの礼拝を捧げました。
ワサ坊は、ナマイキにもバチカンで受難週を迎えています。
世界中ハレルヤ!ですね。
銀
Posted by: 銀の字 | 2006.04.10 03:45 PM