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2006.06.27

おしりに火がつくダバオの夕暮れ。

はて、さて、正直、おしりに火がついて来たのダ。来月3日には日本へ移動、5日には初めてのロサンジェルスに移動。そ、それまでにベーストラックの録音を済ませなきゃならんのだが・・・。いが・が・いが・・・・。午前中はロスの銀の字師匠と打ち合わせの予定だったが、本日ロスも、てんてこ・舞の海、状態だそうで取りあえず5時間後に連絡を取り合うことにし、互いに時計を07・46時に合わせたのダ。その間ワシは資料取り。MKD・ミンダナオ国際大学・・[ミンダナオ島・ダバオ市にある、日本語を専科に取り入れてる学校で、フィリピン日系人会、JPVA,日本フィリピン・ボランティア協会、沖縄ダバオ会、ライオンズクラブなど、多くのかたがたがに協力して頂いている。この建物は“お父さん”ことオジキ、内田達男が故・内田あや子(叔母・旧姓・本田)の名の下に寄贈した。]・・・MKDに勤める妹、イネスのために日本の資料探しを手伝った。Cimg2835_1 この時計台のビルディング。ちなみにこの手前の土地にこんど、コンドミイニアムが建つらしい。なにせここダバオはフィリピン、第二の都市であり100年以上前から沢山の日本人が移民してきた場所。昔はリトル東京と呼ばれていたとか・・。一時、日本系企業がテロなどの恐れと“よりやすい労働者”のためにダバオを去っていったが、いまは韓国の人達がワンサカはいってきてる。ワシも住んでるこの近くはここのところダダ~ッと開発ラッシュなのだ。そんな訳で家に帰ってきたのはお昼前。新しい歌詞の差し替え録音をする。Cimg4220

これらの楽器は今回の“GINTE2”ユニットの為の録音に使っているメインギター。中でも一番使うのは、25年程使っているオベイション・レジェンドとここ2年程の使用だけどヤマハ・のコンパス・シリーズ。オベイションはギターの先輩でもある洪栄龍氏から加藤登紀子さんのサポート・ギターにさそって頂いて、その時、洪さんにみ立てて頂いて購入した。不思議なことにこの時の加藤さんのシングルリリースは「アナック」というフィリピンの有名なシンガーソングライター、フレディー・アギラ氏の訳詞バージョンだった。初めは「夜のヒットスタジオ」やらのTV・サシの仕事だけだったが、洪さんの親切な引きもありその後1年半ほど全国コンサートも含め、仕事をさせて頂いた。ヤマハに関してだが・・もともとワシはヤマハさんが初めてエレアコを発表したときのデモンストレータをやらせてもらった。その時ヤマハの開発で沢主任さんと言う方に殆んどプロトタイプの10本ほどのエレアコ・ギターを浜松のヤマハ本社工場で選ばせていただいた。ヤマハ5ESLだったかな・・?中間機種だったがダントツに乾いた音がしてたのでコレに決めた。そして沢さんの好意でその後このギターはケメ・佐藤公彦さん、サムちゃん、坂田修さん(後のおかあさんといっしょ・唄のお兄さん)、細坪基佳さん(ふきのとう)のライブ・レコーディングなどフォーク系アーティストの人達のサポートにメインで使わせていただいていた。しかしフィリピン、ダバオにロングステイ・・いや住んじゃおう、と思った時、この湿気の多いダバオに愛着の有るヤマハを持ってくるのは危険(湿気などで楽器が傷む)と思い、信頼でける友人で先日もこのブログに書いた「天山」氏に「このギター、使っててくれるとウレシイんだけんども・・・」といって彼に使って貰うことにした。その代わり新しいシリーズ・コンパスを買ってダバオに持ってきた。とてもコンディションもよく使い易い楽器なのだ。さてガチャガチャと写っているなかでオベイションの右・ヤマハの右にそれぞれ写っている12弦と6弦。これはここミンダナオ島で作った。2年前、ダバオ市のセントラル・バンクと言う展示会場で全ミンダナオ物産展みたいなのがあって、そこにミンダナオ島・サンボアンガからきている楽器やさんが持ってきていたギターに驚いた。すごく綺麗だったのだ。音的には“スゴク”はなかったけど変わった音で面白いしナンテッテモかっこよかった!材料を聞いてまたビックリ。表面板は果物の木、ジャックフルーツで出来ていた。Cimg2918 上の写真の2本は違うけどこれが、ジャックフルーツ・ギター。

ネック、くり貫いて作ってるボディは共に、マホガニーの親戚の木?だそうだ。Cimg2922

実はこのギターは今年4月にCD製作の打ち合わせのためワシはダバオから、ヨシオ氏はロスから、エグゼクティブ・プロデューサー“大ちゃん”氏はロンドンから、みんなでイッセノセで東京に集まった時、PNJK・IS(フィリピン日系人会インターナショナル・スクール)の校歌を作ったときのお礼もしてなかった「天山」氏にお土産として持っていったものだ。Cimg2943

持つとこんな感じ・・カッコいいでしょ!音はカシャカシャしているけれど、ピエゾ・マイクとかしこんでエフェクトするといい感じになると思う。幸い「天山」氏はウインダム・ヒルの有名なクラフト・マンの方とお友達、また日東紡音響などの音響会の最先端の方達と仕事もしてるしお友達。きっと、このギター、ええ~ギターになると思いま!・・あらま、もうこんな時間!おしりに火・・こんなことしてられないのダ。また録音はじめますだ。CU.

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2006.06.26

お父さんの百日紅(サルスベリ)

昨日は日曜日。メルっちゃんは朝から実家の用事でカリナンへ妹のイェットイェットと一緒に出かけていった。ワシは久し振りにイネス達とレデムトリス教会へ行きその後デンシャスというダバオで一番おかゆが美味しい(でも安い!)店で朝粥を食べて帰宅。Cimg4206 その時、オジキ、内田達男・ダバオの“お父さん”が日本から持ってきたサルスベリの小さな木に綺麗なピンクの花が咲いたのを発見。ロサンジェルスの銀の字師匠とレコーディングの打ち合わせで20分ほど話し(もちろんスカイプでタダ電話)た後、そそくさとサルスベリの花をチェックしに行ったら・・・ナ、ナントもひとつおまけに咲いていた!Cimg4214

ほれほれ、こんな感じで・・・。Cimg4213

ほれ、実にチレイでしょ。

そして、このハッピィー日和にもひとつハッピィー。先週の土曜日に郵便局からノーティス(お知らせ)がきていた。これだけじや“誰”から“何”が届いたのかわからナインのねんのネン。したがってこの週末、二人で“はてな・・さてな・・・”と考えていたのだが・・・ジャジャジャジャ~ン!

まゆはなさんからでした。Cimg4209

メルっちゃんには小粋なエプロン、ワシには「三丁目の夕日」DVD。Cimg4208

“喜び”テンション一杯のメルっちゃんは高い携帯電話通話料も気にせず、まゆはなさんに直接電話。ウヒャウヒャいいながら話してた。ところで、この写真のバック、カレンダーのところに掛かってるのは“ハタザワのオカーサン”がくれたステンシル。手造りなのダ。将来、家を建てたとき表札に使わせてもらう予定。棚の上にある同色モスグリーンの小箱も“オカーサン”て造り。これはメグミが欲しがって取られてしまった。と、言ってもウチに置いてあるのだがナンカ訳のワカラン、メグミの大事なモノが入ってるそうだ。Cimg4210

さて、兎に角、こんな感じでメルっちゃんヨロコンじょります。アリガキ!

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2006.06.23

ダバオの朝にあう音楽

AM9時を過ぎるとガンガン暑くなるミンダナオ島は、ここダバオ市。でもワシがゆうべの夢をひきずりながら起きる朝、5時半~6時頃はマダマダ涼しいんだもんネ。近くのセントラル・ウエア・ハウスっていう倉庫のような大きなスーパーで買ったマグカップでコーヒーを飲む。ワシの星座、“いて座”印、インディゴブルー、20ペソで買った。約40円。ホコリかぶってたけれどもちろん新品。Cimg4196 ダバオ流、朝の過ごし方は裏庭に一杯のコーヒーを持って行き音楽を聴く。

こんな感じで“ホゲホゲ”するのでかける音楽は“やさしく、自然体”なのがイイ。Cimg4197

今のマイ・ブームはこれ。ご存知「アントニオ・カルロス・ジョビン」。そして、もう1枚。「天山」のアルバム、“ガイア”なのダ。この2枚は今、1番ダバオの朝5時半から6時の間に合っているのダ。ところでこの「天山」というアーティスト、実はワシの大事な友人の一人で音楽仲間なのだ。ワシがお手伝いさせて貰ってる「フィリピン日系人会インターナショナル・スクール」(PNJK・IS)の校歌の編曲をやった時、天山氏のスタジオで「こんな感じで、ピロピロ~っと・・・」とか「ここからデンデケデン・・」などと普通では意味不明のワシの一言、一言に「こんなかんじ・・?」な~んて言いながら確実に現実の“音”にしてコノ学校の校歌を仕上げてくれた。この校歌は毎朝の朝礼で天山の造ってくれたカラオケに合わせ1000人以上の子供たちが歌ってる。なんか、ウレシイ・・・よね!  さて、この「天山」氏、ほかにも沢山の素晴らしい仕事、“人”の力になる仕事をしている。ぜひリンクの“天山ミュージックワールド”を覗いてみてみて。

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2006.06.22

This is Mojoこれがモジョだ!

ダバメルがへげほ・まゆはな宅にお世話になってた時、ナンカの話からナンカ・カンカになって、あの強烈なまゆはなさんのギャグ「モジョはナイのよ~」が炸裂した。(もっとも、ワシら家族しか知らないのだが・・・)その、噂のモジョがこれでんがな。Cimg4029

日本にだけないのか、フィリピンにしかないのか・・セブ島のシェーキーズにもメトロ・マニラのシェーキーズにもあったのでフィリピン共和国全体にはある。Cimg4032

用足しついでにメルっちゃんとそとでランチ。メグミへのお土産で買ってきた。ご覧のとーり、ジャガイモにカラアゲ粉をつけてディープ・フライしてある。これにマヨネーズ・ベースのディップソースがついてくる。ケッコウ・ナカナカ美味しいのダ。メルっちゃんによると、まゆはなさんや、ハタザワさんのお母さんや、サイトー・みーチャンにも食べさせて上げたいそーなのだが、それほど思い込むほどのモノではないと思います。でも、旨い。

If you want to try this food,you can come and join us here in davao.please visit us here!

merce

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2006.06.20

本日、休養。

ワシらが30年以上前に組んだ「銀河鉄道」と言うバンドがあった。そのバンドの初期レパートリーに「地下鉄で~・・」と言う曲があった。ワシらは当時好きだったクロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング風にアレンジして演奏していた。“時”はこの30余年をすっとんで今、当時のメインボーカルで現在ロサンジェルスでプロデューサー・コンポーザー・アレンジャー・電子ジャー・などをやっている“超旧友”ヨシオ・Jマキ氏と今年の10月頃、日本でCDをリリースすることになったのじゃ。去年の暮れからロサンジェルスそしてここフィリピン共和国・ミンダナオ島・ダバオ市、そして東京、と三箇所で制作が始まった。そのなかでこの「地下鉄で~・・」がヨシオ氏とワシの間で話題にのぼったのだが二人ともサビのところしか覚えてなく、どんなにひねり出しても思い出さない。挙句の果てにヨシオ氏とワ氏でリメイクすることになった。そしてそれは昨夜完成した。ヨシオ氏とワ氏、、30余年まえに作った(オリジナルは詞・曲ともヨシオ氏)曲と今向き合って新しい曲を作った。いわば30余年前の自分達とコラボしたのだ。これからヨシオ氏がパサディナのスタジオで色々とかぶせたりアレンジしていくのだが曲の雰囲気はアノ頃のワシらの感じをのこしつつ30年たっても色あせない物が出来たと思うのダ。さて、こんどユックリとこのブログでもお伝えしたいが、ワシらは「クロスビー」のファンでも、どこからクロスビーのサウンドが来たのか・・たとえば「バッファロー・スプリング・フィールド」の廃盤「ブルーバード」を探し出してきいたり「ホリーズ」、「バーズ」と流れたり、または「オハイオ・ノックス」から「ピーター・ゴールウエイ」、「ジェイムス・テイラー」から「フライング・マシーン」はては兄弟の「リビングストン・テイラー」「アレックス」や「ケイト・テーラー」そして「ジャクソン・ブラウン」から「セベリン・ブラウン」などなどと・・・書き出したら止まらない!今日は止める。・・・・・つまり、ワシが言いたいのは、書き尽くせない程のワシらの音楽のスパイスが「インド人もびっくり」てな感じで曲にまざって出来上がったのだ。感謝&拍手&オジギ・・・。ところで余談だがこの“超旧友”「ヨシオ・Jマキ」氏のソロCD「エンジェル・ソング」はオセージ抜きでええ!また・・・メンバーもスゴイ!「ウエイン・ショーター」ともプレイしていた「ミチコ・ヒル」さん、(今回のワシらのCDも参加してくれる)、「ジェネシス」の「チェスター・トンプソン」、「ウェザーリポート」の「アレックス・アクーニャ」(ワシは“ヘビィウェザー”のなかの2曲目「リメイク・ユウ・メイド」という曲のベースとタイコが好きだ。ベースはもちろんジャコ、タイコはなんとこのアクーニャさん)そしてなんと、30年前からの憧れのミュージシャンの一人「セベリン・ブラウン」!たしかバックキング・ボーカルで「スライ&ファミリー・ストーン」の「ローズ・ストーン」・・・・どうよどうよ!て感じなのだ。発売はミディ、ぜひ聞いてみてみて。ところで、ヤケに頑張ったもんで熱がでた。知恵熱であらう。こんな時メルスは節々ガキガキの体をマッサージしてくれる。これがキモチンいいのダ。そしてなぜか、確実に痛みも、ネ、熱さえも下がってくる・・!このマッサージは昔からメルスが家族の病気の時にやってるそうで「オイントメント」というメントールのオイルを使う。たぶん民間医療の一種だと思う。こういうときのメルスの手のひらにはハンドパワーが確実にある。頭痛の頭もすこしサワサワと撫でられると「いたいの、いたいの、とんでけ~」なのダ。Cimg4193 とにかく今日は休養日。

オイントメントとベポラップの強力コンビ。

獅子てんや・瀬戸わんや、Wけんじ、銀の字・鉄の字のGINTE2、・・・のよーなものであ~る。

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2006.06.06

“ほっこりと・・”

日本から帰ってきてからすぐ、バタバタ、ドタドタで未だにヨシオ・J・マキ氏とのCD制作に集中でけず・・・・・ちょっと気分がアレグロなのダ。そんな時、お向かいの妹イネスの家のお手伝いさんの一人、レンレンの18歳のお誕生日。Cimg4020

テーブルの向こうはし、お誕生席がレンレン。フィリピンの女の子、18歳はもう大人の仲間入り。うちのスタッフ・エドナも一緒になって皆でお祝い。Cimg4022

次の日、メルスが玉蜀黍を茹でてくれた。実はワシは玉蜀黍がスキ。昔、おふくろ様がよく茹でてくれた。アノ頃の玉蜀黍は今のハニーバンタムと違いモット、“もちもち”しててワシ的には美味しかった。ハニーバンタムもいいんだけんども、甘すぎるのと、実の“もちもち”感がない。でも日本ではこのハニーバンタムがほとんどで昔の“もちもち”コーンは探せなんだ。しかし、此処ダバオはこの“もちもち”がメイン。嬉しい限り!Cimg4026

どーよ!このチレーな茹で上がり!Cimg4027

おかげでヨシオ・J・マキ氏的に言うところの“ほっこり”した気分に戻れたのダ。これからこの玉蜀黍を庭で食べながら高田渡氏のトリビュート・アルバムを聞くのダ。「生活の柄」なんか聞きながら玉蜀黍を庭で食べるのは極上の時間であるのダ。あの頃の懐かしい、あの玉蜀黍がたべたい各々方、ダバオにいらっしゃい!極上の時間、まだあります。

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2006.06.04

Extra-web log・・号外

Extra-web log
Hello, Filipino brothers How are you?Kumusta Ka na? It was Sophia's baptism today. SANTACRUZAN's photograph is also sent. Please enjoy yourself. I pray for your health and safety from Davao. Allways Ingat Ka ,and  God bless U !Cimg3956 Cimg4012 Cimg4006 Cimg4001 Cimg4002 Cimg4009 Cimg4018 Cimg3874 Dsc02695 Dsc02686 Cimg3725 Cimg3714 Cimg3720

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