ダバオのマンゴー事情。
メンゴー・カバヨと言うらしいがカバヨは“馬”という意味なので“馬のマンゴー”になるのだ。マンゴーには沢山の種類があるのダス。ダバオでたびて、マンゴーの味を見直してしまったのは一番よくたびられてるセブ・マンゴーという種類の物なのだ。セブが産地として有名なこのマンゴーは他にもペリカン種と言われてる。(ペリカンのクチバシの形をしているかららしい・・) もつろん、ダバオでもそこいらじゅうで採れるのだ。
この右手前の2個がそのマンゴー。芳醇な香り、気持ち酸味のはいった“木で熟したな、!”ってな感じのまったりとした甘さ・・・。この味はここダバオでしか味わえない味なのだ。味わいたい人はダバオに来るかメルっちゃん手作りのマンゴー・フロート・ケーキをお土産で貰うしかない。ダンゲン!市販のお土産マンゴーや市販のお土産マンゴーフロートは味が違う、グレードが違う、キッパリ!ちなみに上の緑にすこし紫がかかったのが、いわゆるアップル・マンゴーと言う種類。このアップル・マンゴーの種類を手間ひまかけて作ったのがあの“宮崎完熟マンゴー”だが、比べてみるとワシはこのセブ・マンゴーの方が好き。この大きさで23ペソ程、約56円ぐらい。アップル・マンゴーの方は34ペソだったのだ。
このゲストハウスにもマンゴーの木があっていくつか実をつける。基本的にはマンゴーの花が咲いたら人工的に受粉させて“妹が木から落ちた”時の袋ガケ作業をして実を鳥や害虫から守り商品化するのダス。したがってここの住宅地あたりで自然受粉だとへたすると1本の木に10個ぐらいしか実が成らない事が有るようなのだ。
こりがマンゴーの花。普段すっきり・きりりっとしたマンゴーの木も花が咲くと遠目で見るとボワァン~とした見た目になるのだ。
そして、こんな風に実が成り風にたゆたい、あま~くなるのだ。ちなみにこのゲストハウスのマンゴーはこの写真を屋根の上から撮った数日後にスタッフのエドナが枝はらいをしたついでに採ってたびてしまった。ここの人達はまだ熟さない青マンゴーをおやつがわりにお酢やギナモスという塩辛をつけて美味しそうにたびる。ワシはスッパ過ぎてたびられません。
こりは、パパイヤの花ダス。下にあるちっこいタマ状のものがこりからパパイヤの実になるのだ。
こんな風に実る。ハワイアン・パパイヤと呼ばれる種類で家の庭なんかに植えてなんの手入れもしなくとも「えぇ~!ウチのパパイヤ甘いんでないのぉ~!」って叫んでしまうくらい美味しいのもでける。空き地や庭などで見かけるのは殆んどがこの種類のようダス。でもパパイヤにも沢山種類があるのだ。東南アジア、タイなどでよく見かける長くて大きな種類もある。青パパイヤというのか・・ソムタムにするような種類の物もあるが、熟すとトロトロに甘くなるものがある。
それがこりだす。ビサヤ、とかここでは呼ばれてるけんども・・・。
マンゴーはひらべったい大きな種が真ん中に1個あるだけだけんど、パパイヤはこの種類もハワイアン種も黒いコロコロした種がゴチャマンと入ってるのだ。パパイヤを切る時はこの種を傷つけない様に切るのがコツ。この種に渋みがあるのだそうだ。 エドナが気をつけて切ってる。
これぐらいの色だともうトロトロで甘いのだ。このパパイヤも美味しくていいのだが大きいのとスグに痛んでしまうのでお客さんが沢山いる時じゃないとナカナカ出せないのダス。意外と安いのだけんど・・・。
なにはともあれ・・・その土地でしかたびられないものは確かにありんす。機会があったらぜし、みなさんも台風の来ない果物の宝庫、ミンダナオ島に来て日本から見たら考えられないくらい安くて美味しく、たまに訳のワカラン果物をかたっぱしからたびてみてくさい。
Comments