一番鳥のミサ~ミサ・デガリオ
夜明け前、3時30分頃起きて4時過ぎにベルサリオを出発する。
ワシらダバメルは、お向かいの妹夫婦と一緒にこのベルサリオ住宅から一番近いカーメライト修道院の教会にトライシカル (改造オートバイの乗り物でタイのトゥク・トゥクに似てる・・) に相乗りして行くのだ。トライシカルの運行はカントと呼ばれる幹線道路から住宅地などを繋ぐ枝道のシャトル運行 (場所によって違うが・・) が定められてるのだけんども、このミサ・デガリオの時は枝道から幹線道路のJ・Pローレル通りを走りカーメライトの前まで行ってくれるのダ。料金は普段、大通りまで6ペソだが、カーメライトまでは7ペソ(約14円)・・・と、良心的なお値段ダス。教会の前ではすでに露店が建ち、花やお菓子・ビビンカやスマンやカッサバ・ケーキやら並んでる~!
4時30分になると (4時30分、頃・・・?) ミサが始まる鐘が鳴り響くダス。
Misa de Gallo はスペイン語で、タガログ語では 「シンバン・ガビ=Sinbang Gabi」 と言うのダ。今日、TVで言ってたけんど、このミサ・デガリオはメキシコで始まったそうな・・。1日中仕事のメキシコの農夫たちは夜明け頃でないとミサに来れないので早朝ミサが始まったそうダス。
このキャパが300人ほどのカーメライト教会に毎朝1000人以上の人達が通ってくる。聖堂の両脇の通路までこんな風・・・。しかも、これはミサが始まる前で、ミが始まってからも駆けつける人達でこの通路の真ん中も立ったままでミサに与る人達で身動きも取れなくなるほどダス。モツロン、この左側の屋根の外、教会の中庭まで沢山の人達。
ミサが終わるとブワァ~っとあふれ出す人・人・人・・・・・・! クリスマスの25日まで9日間、この早朝ミサに通い、祈ると願い事が叶うという言い伝えがあり多くの人達が敬謙な祈りを捧げるのダ。
カーメライトの門を出るとそこはJ・Pローレル通り。神秘的な祈りの世界から門をくぐて出るとそこは “いつもの朝” が動き出してる・・・ってな感じ~。
夜明け前、ワシらを運んできてくりたトライシクルはこの時間、もう大通りは走れないので帰りは多くの人達が歩いて帰る。教会の椅子が足りないために自分の家から椅子を持ってきてる人は椅子をかかえて帰るのダ。
ちなみにワシらダバメルはこの左の木の折りたたみ椅子を持って行き、妹夫婦は「座り心地かイイから・・・・」っとこの右側のプラスティック椅子を持って行く。帰り道の約15分ほどを抱えて帰るのだがあんまり苦にはならないのは気分のせいかも知れない・・。
2日目の帰り道、ミサの間降った雨が上がって、ワンコの向こうに虹が昇ったのダ。
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