カリナンへ
ここのところ・・・・フィリピンにいるわりには忙しいのダ。その原因は あくまで・ワシの能力=脳の力 の問題で仕事が遅い事が、一番の原因であらうが・・・・。そんな中にあってもリコーダーの練習に余念がないワシ。(モツロン、9月に予定しているGINTE2・里帰りライブのための練習もすすめてる。http://www.ginte2.com/)
毎年、この田舎町・カリナンまで来てリコーダー・コンテストのために、コンテストの2~3ヶ月前から色々な準備をし、また 先生のためのセミナーを開催している。今はどうなんだか、分らないが・・・・ワシらの頃はみんな音楽の時間にリコーダーの練習をしたものダス。でも、ここフィリピンの学校ではリコーダーなどは無い。20年ほど前からダバオ周辺の (カリナンなどの山間地帯も含めて) 子供達を対象にJPVA・日本フィリピンボランティア協会 (網代正孝会長) が日本の武蔵野ライオンズ・クラブさんや近年は吉祥寺ライオンズ・クラブさんなどとの協力で現地のフィリピン日系人会=PNJKと共に、日本で不要になったリコーダーを集め、また様々な方々、楽器製作会社さんなどの協力をえて頂いたものも含め現地の子供達、学校に配り、音楽教育の一環としてリコーダー・コンテストを始めたのダ。ワシは2003年にダバオに来てから ずぅ~と お手伝いさせて頂いてる。そして4年前から 「効率良く子供達に音楽の基礎を楽しく学んで貰う為に」 コンテストに参加するために、実際、各学校でコーチをする先生方とコミニュケーションを持ってセミナーを開催する事が大事だと考え日系人会と協力してセミナーをやってるのダ。ワシにも分る音楽の基礎知識とリコーダーの演奏なので、大したことはないのだが・・・・それでも毎年、先生方と勉強会をしてる。そこで先生がたにデモをするのでワシもシッカリ練習しないとならないのダ。
今年は新しくできたPNJK-IS・フィリピン日系人会国際学校のカリナン分校の教室でやる事になった。
小学生の教科書があった。左がフィリピンの国語とされてるタガログ語の教科書。右は読み英語。ここミンダナオ島はビサヤ諸島の中の島でセブのセブアノ語が基本となった“ビサヤ語”という言葉が生活の中では使われているので、ここの子供達は“3つの言葉”~ビサヤ語~タガログ語~英語 を勉強してるのダ。そして、日系人会学校では教科のなかに“日本語”も入ってるので“4つの言葉”を勉強する事になる・・・シェーッ! (友達のバンド“猫時間”のレパートリーに「3つの言葉」と言う素敵な曲がある・・・が、ココでは関係ない。)
セミナーは音楽の基礎から楽器の基礎知識などから入る。特に楽器は日本の皆さんの善意で頂いてきたものなので選べない。リコーダーはバロック式とジャーマン式が普及しており、双方のリコーダーは部分的に指使いが違うのダ。
上手く指が動く先生も、そうはいかない先生も居るので少しずつしか進めない。朝8時半から一回お休み(10時のおやつ、メリエンダ・タイム)を入れて12時まで、みっちりと勉強して貰うのだ。
ワシはジープを乗り継ぎ、カリナンに朝8時に着くようにするためベルサリオ・ハイツを7時前に出発したのだが、メルっちゃんはお昼のお弁当を作って、11時ごろ、カリナンのPNJK-IS分校に到着。おべんと、たびて午後の部へ・・・。
午後の部も1時から4時半まで、力を込めてやっただが・・・いつしか、敬愛する師匠、林家三平師匠の「どうもすいません~」の様なポーズになってた・・・!
今年はこの日を含め3回のセミナーをやるつもり。この日のセミナーも無事に終了し、メルっちゃんと二人でミツビシL-300バンでダバオに帰る事にしてカリナン・L-3ターミナルへ。
これがL-300バン。ジープ(ジープニ) より断然早くダバオに帰れるのダ。
乗り合い料金を払って、定員人数が揃うまで待つのだ。
待ってる間にカリナンの街をパチリ、パチリ。
昭和29年生まれのワシは、何故か郷愁を覚えるのダ。
アジアでよく見られる、一台のバイクにまたがる家族。こちらでは「ハバル・ハバル」と言ってるが・・・・・気をつけてねぇ~お父さん! そろそろ、今日1日が夕焼けと一緒に染みてくる時間なのダ。ワシの友人で音楽家の天山さん http://park1.wakwak.com/~tenzan/indexj.html の優しい音楽が聞こえて来るような気がしたのダス~。
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