ダバオで少年野球②~2日めはドシャ降り!
2日間での大会、と言う時間的な制約もあり“さくさく・てきぱき”と試合をこなしていく子供達・・。
こんなチビッ子も、けっこう強打者だったりする~。
応援団も駆けつけて気分をもりあげる・・・・けんど・・・。
次々と進む試合は いくらか涼しい・・・とはいえ、熱帯の太陽の下でおこなわれるのダス。子供達もやっぱり、ちかれてくるのダ。そんな時の楽しみは、オヤツとお昼ご飯。
休憩時間の子供達が群がってるのは「わたあめ」屋さんの屋台。今回、第6回大会のダバオ現地サイド・日系人会学校・野球プロジェクト会議の中で日系人会学校(PNJK-IS)の先生からの提案で初めてやってみた、子供達へのサービス作戦はおおいに大当たり~!“わたあめ、ポップ・コーン、アイスクリーム”の3つの屋台は満員御礼状態。
疲れた体に甘い物でカロリー補給。
体を動かし走り回った子供達は小腹が空くのダ。作っても作っても、なくなっちゃうポップコーン屋台の親子も忙しい~。これらのスナックやお昼ご飯など、参加者全員に我々大会主催側が用意するのダ。だから子供達は大喜び。もつろん、野球が出来る事の次に・・・だが!
そして大会の強力サポーター、鈴木監督さんの御蔭で3年前から強力して頂いてるYakultさんから今年も去年同様、1500本(だったなか?失礼しました!)届けて頂いた。これも子供達のお目当てのひとつ。 これらのご好意がみんなに伝わるように気を付けているのだけんども・・・いかんせん、ヤクルトは美味しい~!とーぜん、子供達は「もう1本のみたい~!」 と思うもので、中にはさっき飲んだばっかりなのに知らん振りして「ちょ~だい~」って汗かきながらやって来る子もいるのダ。そんな子には「あれぇ~チミ、さっき来たんでないのぉ~」っとか言いながらも余裕分を見ながら上げることもあるのダ。そんな“塩梅”もフィリピン流の良い所ダス。
お昼休みの一時には各学校の先生方とPNJK-ISの高校生が東京・吉祥寺ライオンズクラブの皆さんや来賓の方々のために愉快なダンスを披露・・・。
我がフィリピン日系人会=PNJKの理事の方々もことのほか優しい笑顔で厳しいゲームの間の“つかの間のリラックス”を楽しむのダ。
しかし・・・この2日目、とんとん進んで高校部、小学部ともに決勝戦にはいった午後3時過ぎ・・・・・雲行きがひじょ~に怪しくなり・・・・・風が吹き始めた~! ここ、南の島では空が曇り、風が吹き始めると雨が降るのダ。
そして、空が破れてドシャ降り~!
すんでのところでテントに逃れたコーチの先生がピース・・・・。しかし・・・我々大会責任者側はオオ大変!この日で大会を終える予定だったからだ。雨は強くなるばかり・・・・せっかく決勝戦だったのに~。対策会議がおこなわれ決勝戦は翌日に持ち越しとなった。そうこうしている間に雨は弱まりホボ止んだのだけんども、グラウンドは水浸しでゲームは当然出来ない。小学・高校の決勝線に関わる4校にまた確認を取り、予定外の追加もう1日分の交通費を支給、交通手段を確保してもらった。翌日は日曜日。選手やコーチ、付き添いの先生方の大半がクリスチャンでありうる、ここフィリピン。基本的に日曜日は家族と教会に行くことを大切に思う人達が多い中、心配だったのだが、決勝戦は日曜に持ち越しが決定!
一口に「明日に延長」と言っても、ここは日本と状況が違うダス。山岳地帯から参加する学校は普段は椰子の実なんかを運搬しているような、こんなトラックを借りて子供達を乗せてダバオにやってきてる学校も少なくないのダ。特に公立の学校は一般的に富裕層ではなく貧しい家庭の子供達が多く学校の予算自体もなく、子供達のスポーツ・イベントとはいえ自費で参加できる学校は少ないのダ。そのため、このダバオ市野球大会ではメインの東京・吉祥寺ライオンズ・クラブさんをはじめ沢山のスポンサーの方々とともにフィリピン日系人会=PNJKが大会参加のための交通費や期間中の食事、そして特に遠い学校に対してはミンダナオ大学=UMにお願いしてUMキャンパス内の空いている教室を宿泊に使わせて頂く・・・などの、側面サポートを行なってる。このようなサポートが無ければこの野球大会は成り立たない。それだけ・・・皆さんへの“感謝の大会”ダ!・・・とも言えるのダス。
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