海外からの支援～ダバオから

昨日はここ、ミンダナオ島はダバオ市の｢アラオナン・ダバオ｣というダバオ市第２の規模のお祭りであり・・・我が愛妻、メルっちゃんの誕生日だった。日本の同胞がつらい思いの時に｢お誕生会・・・｣っとも二人で思ったのだが。でも、今こうして元気で生かされて、生まれてきた事に感謝しなければ・・・っと、近しいダバオの家族だけで祝った。

高台のレストラン｢ジャックス・リッジ｣からダバオの街の灯ごしに海の方を眺める。この先には赤道。思いは遥かだが・・・。とにかく、二人でフィリピンや日本や、アメリカやカナダやオーストラリア、台湾、香港、ドバイ、クエート、タイ、ドイツなどの家族や友人たちに心の中で｢沢山ありがとう｣を言った。(あと、天国にいる家族たちにも・・・？)

明けて、本日は暑いけれどダバオ特有の良い天気。本日はミンダナオ国際大学の定例理事会があった。理事の方々から日本被災者の方々への支援について具体的な事が議論され義援金については今週末、あるいは来週初めにでも日本に届くような段取りが組まれる決定がなされた。その他、出来る支援、必要であろう支援についても随時、ダバオ日系人会、ミンダナオ国際大学、フィリピン日系人会インターナショナル・スクールにおいて精査し、出来うる限り実行することも話された。一日本人として日系人の方々に感謝したい。

しかし・・・昨日も示した通り、フィリピン自体は日本からは比べ物にならない経済状態と生活水準　(一般的に言う・・・心で感じる生活の質ではなく・・・)　の国。通貨のペソのバリューも低く。一般的なサラリーでも日本円で１万５～６千円なのだ。フィリピンの人達としては大きな金額でも日本円にすると通貨価値自体低くなる。それに追い討ちをかける昨日あたりからの円高！　今まで１万円＝５２００ペソ(最近)だったのが、今朝は１万円＝５５２０ペソになっていた。マーケットの動きのために日系人会の方々が頑張って個々捻出し、分け合い、集めてくれるペソはさらに目減りしてしまう・・・。しかし、我々は自分たちが出来る事を少しずつやるしかないのだ。みなさんもこらえて下さい。