支援活動を始めてるダバオの日系人会~続けて祈る
写真は2010年、日系人会が主催してミンタルにある日本人墓地跡でおこなわれた慰霊祭の時のもの。ダバオの日系人会は毎年この慰霊祭を日本人の末裔としての誇りと尊敬を持って続けて来ている。http://davashu.way-nifty.com/blog/2010/08/post-c5f1.html 今回の日本での大災害で亡くなられた方々、そして被災されて大変な状況におられる方々に、3月14日、ダバオのフィリピン日系人会国際学校=PNJK-ISの全校生徒・職員・理事役員の方々と一緒にお祈りさせて頂いたが、引き続きフィリピン日系人会が日本フィリピン・ボランティア協会=JPVA(網代正孝会長)のご協力のもとに運営しているミンダナオ国際大学=MKDでも、3月15日に、心からの黙祷が行なわれた。また、このダバオのフィリピン日系人会の理事の一部の方々から 「今、フィリピン日系人会が日本に出来る事」 を模索し始めている。
(写真は去年のミンダナオ島・フィリピン日系人会創立30周年総会の時のもの。) 戦争のために多くの資料が喪失してしまい、今でも日本から日系人だと認めてもらえず救済だ受けられない沢山の日系人の方々がいらっしゃるのも事実なのだが・・・でも、明るい性格の人が多い。ただ、今回の惨事にみんなが心を痛めてるようだ。
(写真はジャパン・ファンデーションの協力により実現した日系人のためのクリニック・ビルの起工式の時のもの。現在はすでにクリニックは稼動しており、ダバオ日系人の健康・福祉面で大きな助けになっており、地域の一般フィリピン人に対しても開放されている。)
そんな中で、すでに一部の日系人会=PNJK 理事の方たちから義援金の段取りも始まっている。もちろん、日本の生活水準から比べたら10分の1くらい、しかも大多数の人達で仕事があっても1日130ペソから150ペソ=約260円から300円もらえれば、まずまず・・・と言った状況の中の義援金なので、とても充分ではなかろうが“気持ち”だけは伝えられるかもしれない。私もメルスもこの行動に参加します。
そして、もう一つの模索は・・・このミンダナオ国際大学の福祉課で学んだ人材が日本でお手伝い出来ないか・・・という事。このMKDでは日本語と介護士の勉強をした人材を多く輩出している。その卒業者の中からチームを編成出来ないか確認作業をしようとしている。ただし、自体はそう簡単ではない。一番のネックは資金不足だ。一般的な給料が4000ペソから6000ペソでまあ、まあ・・・安定した仕事についてる人で6000から9000ペソ。日本円換算すると9000ペソで約1万8千円。とても、個人でのボランティア活動は難しく。日系人会も安定した経営状態だとしても自力で数名の介護士チームを手弁当で送り出すことは出来ない。それを考えると、マスコミでも警鐘を鳴らされてるように “ボランティアのつもりでかえってじゃまをしてしまう。” 形になってしまわないように理事の方々が熟考している所だ。また、学生達の安全も学校としては担保しなければならない。難しい所だが・・・・ちなみに前市長ドテルテ氏 (現・副市長) が、ダバオ領事館を介し菅総理大臣に「人材派遣の用意がある」っと伝えた、とういNEWSがあったが、ダバオに住む一般常識をもった方々からは「財源も何もないのに、ただのスタンド・プレーで人気取り・・・」っと冷静に受け取られてる。日系人会の場合は少なくとも、この類ではない事だけはみなさんに理解して頂けると幸いだ。
ところで・・・本日は愛妻メルっちゃんの誕生日。こんな時になんだが・・・家族、ウチウチでこの世に生まれてきたことを祈り、また、同時に同じこの世界で生きている同胞として日本のみなさん被災者のみなさんのためにお祈りする。
Comments
Happy birthday to you,
Happy birthday to you,
Happy birthday, dear メルちゃん
Happy birthday to you.
おめでとうメルちゃん、いつもブログを拝見して、何というか、おおらかさや優しさが、写真からでも見て取れます!!
羨ましい限り!!
私も彼女の様なパートナーを早く見つけないと??????
Posted by: やっちゃん | 2011.03.16 07:48 PM
ありがとう~やっちゃん!
やっちゃんが結婚式を挙げる時には
お祝いに唄をうたいますね。
Posted by: ダバ&メル | 2011.03.18 11:21 AM