ダバオの日系人会から“日本の被災地へ送る祈り”
昨夜、イネスから電話があり 「明日 月曜日、日系人会国際学校=PNJK-ISの朝礼で今回の地震・津波における被災者の方々への“お祈り”を全校あげておこないたいのだが、特に日本の風習で失礼にあたらないように、式次第の意見を聞かせてもらいたいのですが・・・」 との、事。 私で分かる範囲での助言を行なったが、このような“心からの式”を行なってくれることが “一日本人” として有り難く思い、私も参列させて頂く事にした。
幼稚園から高校まであるPNJK-ISの全校生徒は1000人近くになる。朝7時30分、きっかり朝礼はいつもはじまる。(ちなみに・・・遅刻した子は朝礼が終わるまで学校に入れない決まり。) 私もふだんのタリラリラ~ンはやめて襟を正し、準正装で学校にむかった。 (もちろん私自信、日本の家族や多くの友人、恩人の方々の安否確認はおおむね出来てはいるものの・・・これ以上、災害が起こらないか、の不安から海外NHKワールドの1日中続いている災害放送から目がはなせず、他の事に手がつけられない気持ち・・・が本心なのだ。)
早速、小学校の先生がプリントを渡してくれた。今日のお祈りのための手書きのプリントだ。いつもならPCでレイアウトした活字プリントなのだが、今回の日本の惨事に対応し急いで本日の会を企画してくれたことが読み取れる。
フィリピン国旗と日本国旗と掲揚された校庭で式は始まった。先生のお祈りに続き、日系人の子供たちら、からのお祈り。この学校は日系人 (第二次大戦を経た日系人) 2世、3世が運営しており、日系人や純粋な日本人などの生徒も学んでるが大多数の生徒は純粋なフィリピン人。でも、日本や日本人はリスペクトしてくれている。
このPNJK-ISの理事長日系2世で弁護士のエスコビリヤさん (去年まで裁判官を務めてた) と、PNJK-ISの理事・経営責任者日系3世のイネス と、学校のトップ二人がまずは、地震・津波で亡くなられた多くの日本人の方々への献花。この花は昨日連絡を廻し、可能な人は各自で庭の花などを摘んでくるようになっていた。
そして、限られた数しか用意出来なかったが哀悼の意を示すロウソクに灯をともした。
順次、生徒たちも摘んできた花を献花台に捧げる。
カトリック クリスチャンが多いこのダバオなので式の形式自体はカトリック式ではあるけれどけ・・・・・日本のみなさんい届くと良いな。ダバオフィリピン日系人会=PNJK、そしてフィリピン日系人会国際学校=PNJK-ISのみなさん、とりわけ、この会の発案者である 日系人会理事 ミンダナオ国際大学学長 フリピン日系人会インターナショナル・スクール・アドミニストレーターのイネス氏と日系人会理事 ミンダナオ国際大学理事長 フィリピン日系人会インターナショナル・スクール理事長のエスコビリヤ氏に・・・・・・ダバオに住む一日本人として深く感謝します。本来、国と国の関係はこういった利害関係のまったくない、そして民間の“ハート・トゥ・ハート”の関係の積み重ねが大事なのではないだろうか。
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