ダバオの美味しいレストラン~お粥のデンシャス
戦前、ダバオで材木商を営んでいた日本人の家に生まれたワシの叔父はダバオ川沿いのマガリアネスという所に住んでたそうな。戦時中は少年兵としてサーマル島の対岸にあった航空基地で整備兵として働き戦況が悪くなりタモガンから先、アポ山の裾野を逃げ彷徨ったそうダス。生まれてから日本に復員するまで19年この地に居たのだそうだ。戦後も父親の墓参りなどからここの日系人の人たちの為の活動をはじめ前記事の日系人会、そして日系人会学校の設立などにも関わってきた。つまりは、“ダバオっ子”=“ダバウエンニョ Dabawenyo”と言ってもいいくらいなのダ。そんな人達を何人か知っているのだけんども・・・・その人達に「ダバオで一番美味しいお粥はどこでたびられるのぉ~」っと聞くと、みんな口を揃えて「そりゃぁ、デンシャスだんべサァ!」と、言うのだ!? このデンシャスのお粥~アルスカルドはGINTE2=ギンテツ(元・銀河鉄道)のホームページの中のブログやこのブログでも以前紹介しているが、今一度・・・・・ 美味しいお粥はデンシャス! ワシらダバメル(ダバシュー&メルっちゃん)は日曜の朝のミサ(カトリックの礼拝)を終えて朝ゴハンをたびるため、ガイサノ・イロストリの斜め前にあるこのレストランに行くのが恒例なのダ。このレストランはお粥だけじゃなく香ばしいスパイスの上海ルンピア(春巻き?)やフィリピンの高級魚ラプラプ(ハタ?)の蒸し物葱油がけ、など美味しい料理が揃ってる。
ちなみに・・・この写真はデンショス(Dencio's)で今日の話題のデンシャス(Dencia's)ではナイノダ。ただし、このデンショス同様、ディムソム、マンダリンといったチェーン店のレストランでもお粥は食べられる。(お粥のことはコンジーと言ったりルガオと言ったりする。)しかし・・・すかす・・・ワシらはオールド・ダバウエンニョ風に、デンシャスが好きなのダ。
普段、ワラワラ、ドタバタしているワシらダバメル・・・日曜日くらいシズカに落ち着いて過ごそうと、極力、朝7時からのミサに出かけるようにしてる。
小一時間あまりミサでシズカな気持ちになり・・・・お腹がへって・・・・・
迷わずデンシャスへ。 叔父の話によると、昔は、きったない小さな店だったが美味しいお粥のお店として賑わっていたそう。そのお粥で財をなしこの場所に移り大きな綺麗なお店になったそうだ。
そして・・・肉がたびられないワシはここの名物鳥お粥~アルスカルド(スペイン名?)ではなくプレ~ン・ルガオ。フライド・ガーリックと青葱がちらしてある、鶏ガラスープ炊き込んだお粥だけんど肉がダメなワシでもだいじょうび・・・のお味。その向こう、サイドオーダーのトックワ。中国豆腐の厚揚げを炙って大蒜&生姜の摩り下ろし醤油がかけてある。そして、その向こうメルっちゃんのオーダー、有名な鳥お粥、アルスカルドなのダ。お粥&アルスカルドはちょこっと胡椒とカラマンシーというスダチorシークワンサーのような柑橘を絞って頂くのダ。
この日のお勘定は、アルスカルドX1 プレーンルガオX1 トックワX1 珈琲X1 以上に12%消費税にサービスチャージ込みで253ペソ、日本円で約500円。
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