ダバオで頑張る少年野球~8th Davao City Baseball Cup
色々な人が「ダバオじゃ野球は無理だよ~」っと言った9年前。その人達はその昔、日系企業がまだダバオに結構居た頃、企業ごとにスポンサーとなり小学校などに野球のチームを作っていた事は知らないのダ。かく言うワシも9年前にオジキ・内田“お父さん”達男に依頼されダバオ市内の10校ほどとカリナンやテブンコで少年野球の調査をするまで知らなかったケンド・・・・。そんな所から出発してオジキ・内田“お父さん”達男の孫コーチ内田ユウスケと我々現地NGOファンデーションのメンバーでもある家族イネス&トントン達と8年間頑張り、東京吉祥寺ライオンズクラブさんの国際活動としてフィリピン日系人会インターナショナル・スクールの全面協力に寄って続けてこれた。みなさんにアリガトウ、そしておめでとう~! 最近知り合った少林寺拳法の達人でもあるキヌガワご夫妻からも子供たちのスナック費用などご協力頂いた。
そして2009年から毎年、現地のヤクルトさんも1500本のヤクルトをクーラーに詰めて自社スタッフの方々とデリバリー&応援して下さってる。
そして毎年、フィリピン日系人会インターナショナル・スクールの生徒たち・・・
朝早くから試合が行なわれるマティナのUM(ミンダナオ大学)グラウンドで・・・・
この日のために学業、試験の合間を縫って練習してきたパフォーマンスで開会式を盛り上げてくれるダス~!
出場校が勢ぞろい。今年の参加校は、小学校が9校。高校は8校の計17校。
ベースボール・カップの試合参加ではないがエキビジョン・ゲームで日本から松戸中央エンジェルスの7人の選手が駆けつけてくれた。みんな、アリガト~!
日本の子たちにとってもフィリピンの子たちにとっても、輝いた時間の共有だったと思うのダ。
システママイズされた体育理論に添って最新の練習が出来る日本の子たちに圧倒的な強さを見せ付けられる・・・と思っていた、どちらかと言うと“ノーテンキ~ダラダラ~ワイワイ”のフィリピンの子供たち。 ところが、どうして、どうして・・・ナカナカの接戦。一時は試合をリード。最後には負けちゃったケンド。
本当は3~4日ほどでやりたいのだが・・・そこまでの予算が無い。
参加校は近所の学校ばかりではない。殆どの学校がこんなジープや(ジープニー)・・・
椰子の実(ココナッツ)の出荷用のトラックなどを借り上げてみんなダバオまでやって来る。特に公立の学校など自分の学校で少年野球遠征用の費用などは工面できず、モツロン多くの野球選手の家庭でもそんな出費は出来ない所が殆んどなのダ。
これら、子供たちの交通諸費用、食事代、オヤツ、などの殆んどのバジェットを東京吉祥寺ライオンズクラブの皆さんが継続しスポンサーとなって下さってる。スゴイ事だ。1回や2回だったら・・・誰でも、とは言わないが・・・出来るだろうが。8回も、そしてこれからも続けて下さる・・・けれは半端なことでは出来ない~!
日本で使われなくなった野球道具を集め定期的にダバオに送って下さる事も含め、本当にありがたい。各学校への賞品にする野球道具もそれらの中から状態の良い物を選び贈ってる。(本当はもっと沢山上げられれば良いのだが・・・)
そして日々忙しい皆さんがわざわざダバオの足を運んで現地の我々と共に大会を盛り上げて下さってる。
そんな活動、日本国在ダバオ出張官事務所のダバオ領事閣下も足を運んで下さってる。実質的な現地での大会運営の仕事をしこの大会を支える日系人会学校の理事やスタッフの方々と領事閣下。
偉そうには言えないケンドも・・・スポーツも音楽も“一発勝負”であることに変わりは無い・・・っと思うのダス。そんな、一発勝負をするには普段からの絶え間ない練習や気持ちを研ぎ澄ます訓練が何よりも大切~。そして、その先には勝ち負けに関係無い自分の中の納得や反省があるのダス。だからみなスッキリしてるんじゃないかなぁ~~。
そしてココにも・・・・。試合が終わり表彰式の後グラウンドの片付けをして大会本部テントに集まるみなさん。UM・ミンダナオ大学のスポーツ・デレクターで我々で立ち上げたダバオ・ベースボール・アソシエーションの代表もやって頂いてるホアキン・サラビアさんと我々日系人会学校のベースボール・カップ運営スタッフの責任者のみなさん。みんなが帰ったグラウンドで本日最終の反省会ミーティングが行なわれてる。誰よりも最初にこの大会の準備を始め・・・・誰よりも最後に現場を後にする。ワシも昔よく見ていた光景・・・・音楽仕事の時代に。コンサートホールに着くとすでに沢山のスタッフのみなさんが仕事をしていて、誰もが我々に「おはようございまぁ~す!」っと挨拶して下さる。照明さん、音響さん、会場の係りの方、舞台監督、主催の方、そして我々の楽器をケアしてくれるローディの方々・・・。我々が綺麗な舞台で綺麗な光の中、綺麗な音で演奏でき沢山のお客さんに喜んで貰った後、早々に楽屋を後にする我々にアンプを担いだりケーブルを巻きながら「お疲れさまでした~」っと声をかけてくれていたみなさん。ちょうどジャクソン・ブラウンの唄の様にね。そんな事を思い出す一瞬ダス。
フィリピン日系人会学校の先生方、お疲れ様でした。日本からわざわざ助っ人で駆けつけてくれたコーチ・ユウスケの実弟マサアキ君、田村先生・・・
Comments
「第8回ダバオシティー・ベースボールカップ」無事終了! おつかれさまでした。
選手やスタッフの皆様の笑顔がとても輝いていますね。ダバオの青い空には野球が似合いますねぇ。
来年は応援とお手伝いに行きます( ^ω^ )
Posted by: キヌガワ | 2013.04.03 11:29 PM